【解説】外壁塗装の相見積りー見積書編
2021年10月23日
今回は、相見積りの際の見積書の見方についてお話します。
- ・相見積りの目的
- ・金額の差には必ず理由がある
相見積りの目的
塗装工事は決して安い買い物ではありません。皆さん慎重にそして後悔しない業者選びをしたいはずです。
良い業者を選ぶ最も一般的な方法が相見積りです。
もちろん塗装工事店としては単独で指名してもらえるのが一番望ましいかもしれませんが、お客様が納得する業者選びをしてほしいです。
その意味では相見積りは大歓迎なのです。
ここで一つ注意して頂きたいのは、安い工事金額だけを求めて相見積りを取ることはオススメしません。
もちろん金額も決め手になる大きな要因の一つですが、そこだけを見てしまうと盲目的な業者選びになってしまう傾向があります。
どんな会社なのか?どのような工事をするのか?などしっかりと見極めて頂き、ぜひ良い業者を選んでいただきたいです。
次に、良い業者選びの重要な基準となる「見積書」の見方や比較について詳しく見ていきます。
金額の差には必ず理由がある
相見積りを数社取ると、それぞれ金額に差があると思います。
それらの金額の高い安いには必ず理由があります。その差が出てくる3つの項目を見ていきます。
①使用塗料の差
塗料にはいくつも種類があり、それぞれ耐久年数や性能が変わってきます。
もし見積書を比較する際は、必ず同等の性能の塗料で比較をして下さい。
(例えばA社はラジカル塗料のパーフェクトトップ/B社は同じラジカル塗料のプレミアムシリコン)
しかし塗料にはとても多くの種類があるため、どれが同等のものか分からない場合は業者に聞いてみてください!
答えられないような業者であればその地点で怪しいかもしれません。
②塗り回数や施工方法の差
今では外壁の塗り回数は3回塗りが基本で、塗り回数の明記もほとんどの業者がしていると思います。
しかし外壁以外の付帯部はどうでしょうか?
塗り回数を明記していない業者も多く、色さえつけば場合によっては1回塗りで仕上げることもあるそうです。
もし見積書を比較する際は、必ず同じ塗り回数で比較をして下さい。
(例えば付帯部3回塗りと明記している業者と、塗り回数を明記していない業者とでは当然金額に差が出てきます)
もちろん外壁以外の付帯部、屋根に関しても同等の性能の塗料で比較をして下さい。
③保証年数の差
最後に金額に差が出る項目としては保証年数があります。
ハウスメーカーなどはとても長い保証年数を用意してますし、逆に飛び込みの訪問販売などでは保証年数などあってないようなものです。
もちろん金額はハウスメーカーでの施工が高く、訪問販売などは安い傾向がありますよね。
このように工事金額と保証年数は密接に関係しています。
ここで言う保証とは、塗料のメーカー保証ではなく塗装工事店の施工保証のことです。
もし見積書を比較する際は、保証年数が金額に見合っているかを比較して下さい。
ちなみに地域密着の塗装専門店だと、比較的良心的な価格で長い保証年数が用意されているので、相見積りの候補の一つにいれることをオススメします。
その他にも良い見積書を見極めるコツとしては
・各部位の数量/単価/金額が明記されているかどうか?
・用途不明の諸経費があるかないか?
などがありますのでぜひ参考にして下さい。
塗装工事の金額についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください。
以上、相見積りの際の見積書の見方についてとなります。
外壁塗装検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ご相談・お問い合わせは山村塗装店まで
0532-48-0779